2019年2月19日火曜日

過剰な著作権保護の行き着く先



著作権侵害、スクショもNG 「全面的に違法」方針決定

これ、少なくともゲーム会社に関してはまったく歓迎してないだろうなぁ。
(恐らく漫画やアニメ業界も同様の理由で行き過ぎた著作権保護は望んでいないだろうけど、自分はゲーム業界人なのでゲームを中心に本件を取り上げる)


というより、余計な事してくれるなー!というレベルだと思う。

「コンピュータープログラム」とあるから、ゲームも対象になるという事であり、さらにスクショがNGという事で、ゲームの実況動画なども対象になる可能性がある。
もしかすると、それらは対象にならないという可能性もあるけど、少なくともネット上では対象になるのではないか?という前提で議論と混乱が起きてしまっている。

「スクショもNG」で広がる混乱、合法と違法の線引きは? “違法ダウンロード対象拡大”の問題点

これがもし明確にならないと、ユーザが委縮してしまい、実況動画だったり、ガチャの結果だったり、攻略記事だったり、ゲームの感想だったりをユーザがコンテンツとしてアップロードしなくなるんじゃないか。

これはゲーム会社はまったく望んでないだろう。
現代のスマホゲームやオンラインゲームのマーケティングはネット上でのユーザの拡散なくして成り立たない。

著作権保護は重要だし、海賊版のサイト問題はもちろん取り締まるべきと思う。

ただ、その為にエンタメ業界全体を委縮させるのは問題だ。

こういう方針決定も、しっかり当事者を巻き込んだ上でやってもらいたい。

この記事とかアウトっぽいもんなぁ。ますますいらすとやしか使えなくなる)